強調パレットにある記号を使用して、個々の音符の強さを変えることができます。標準の設定では、［sf］から［rinf］ほど強くなります。
パレット中央の記号［>］は［sf］と同じ強さに設定されており、同じように右方向の記号ほど強く演奏されます。また、パレット上段の記号は五線譜の上に、下段の記号は五線譜の下に入力されます。

※検索ボタン（）については、「音符入力」を参照してください。

　

強調記号の入力（標準的な入力方法）

スコア・カーソルを音符に移動して、強調パレットの記号をクリックして入力します。


　

マウス・ボタンを使った入力（V5.07）

マウス・ボタンをＯＮ（押し込まれた状態）にして強調記号の入力モードにします。



入力の対象となる記号を右クリックして種類を決めます。パレット上段は音符（符玉）の上に、下段は音符（符玉）の下になります。



五線譜のカーソル位置を左クリックすると入力、右クリックすると削除されます。符玉の近くに入力されます。



逆の位置についたり、旗の上（又は下）に付ける場合は、五線譜上でマウスを上下にドラッグします。



旗が付いている音符などの場合は、トラック・ボタンをドラッグして、位置を補正します。



記号の入力が終了したら、マウス・ボタンをＯＦＦ（飛び出ている状態）にします。


　

強調記号の変更／削除

記号を変更するには、強調記号が設定されている音符にスコア・カーソルを移動させ、パレットから別の記号をクリックします。削除するには、押し込まれている記号をクリックして飛び出ている状態に戻します。
　

強調記号の表示位置の調節

強調記号の位置にスコア・カーソルを移動し、強調パレットのトラック・ボタン（）を上下左右にドラッグすることで表示位置を調節できます。
　

強調プロパティ・パレットでの強調変化の調節

パレット・メニューの強調ボタン（）を右クリックすると、強調プロパティ・パレットが表示されます。このパレットでは各強調記号に対応する強さの割合を調節することができます。強調プロパティ・パレットでは各記号の下に表示されている数値を変えることによって、それぞれの記号に対応した強さを設定します。100.0％ 〜 200.0％の範囲で変更できます。

数値を変更するには、各記号に付いているトラック・ボタン（）を使う方法と、数値（）を左クリック（減少）、あるいは右クリック（増加）して変更する方法が用意されています。トラック・ボタンを左右にドラッグして目的の付近に変更した後に、数値を左クリックあるいは右クリックして調節してください。

強調記号が付いた音符は、プロパティ・パレットの各記号に設定されている数値（強さの変化の割合）が、音符の強さに掛け合わされ、演奏時の音の強さに反映されます。

※このプロパティ・パレットの内容は、表示している楽譜データの強調記号すべてに対して反映されます。また、楽譜データに保存されます。新規作成を実行すると初期値に戻り、他の楽譜を読み込むと読み込んだ楽譜データの内容になります。